今回は、さんけいとMozu studiosのコラボレーション作品「こびとの階段(MP10-01)」を制作しました!
身近な建物の一角を小さな箱の中に再現した、こびとシリーズの作品です。
階段そのものはもちろん、手すりや壁、ポスター、コンセントなど、普段の生活ではあまり意識しない細かな部分まで作り込まれています。
今回は全4日間に分けて制作。階段を一段ずつ組み立てる工程から、箱への組み込み、そして説明書にはないオリジナルのライトアップまで、実際に制作して感じたことを紹介していきます。
こびとシリーズについては過去に作った作品も複数あるため、合わせてご確認いただければ嬉しいです。

「こびとの階段(MP10-01)」の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | こびとの階段 |
| 品番 | MP10-01 |
| メーカー | さんけい |
| コラボレーション | Mozu studios |
| シリーズ | こびとシリーズ |
| 制作日数 | 4日間 |
| 総制作時間 | 約4時間 |
| 体感難易度 | ★★★☆☆(3/5) |
| 満足度 | ★★★★☆(4/5) |
| おすすめ度 | ★★★★☆(4/5) |
※難易度・満足度・おすすめ度は、tes CRAFTが実際に制作して感じた個人的な評価です。メーカー公表値ではありません。
今回の作品は、階段を中心とした比較的シンプルな構成が特徴です。
ただし、工程が少ないからといって、すべてが簡単というわけではありません。階段の繰り返し作業や繊細な手すりなど、慎重に進めたい部分もありました。
制作1日目|開封・階段の組み立て①
まずはキットを開封して、付属するパーツや印刷シートを確認しました。
印刷シートはなく、基本的には、レーザー加工されたシートからパーツを切り出し、貼り合わせていく構成です。

ほかのこびとシリーズと比べても、第一印象は比較的シンプルでした。
最初に制作したのは、直線状に続く階段です。
平面的な紙のパーツを重ねていくと、少しずつ段差が生まれ、立体的な階段になっていきます。
続いて制作したのが、階段の進行方向を変える「回り段」。
三角形の踏板を組み合わせることで、限られた空間の中で階段の向きを変える構造を再現していきます。

一枚一枚は薄い紙のパーツですが、重ねることでしっかりとした立体感が生まれるのが印象的でした。
普段何気なく上り下りしている階段の構造を、制作しながら改めて意識することができました。
制作2日目|階段の組み立て②
2日目は、前日に制作した回り段の続きからスタート。
上階へと続く階段を組み立てていきます。

階段の内側部分を軸にしながら、足を乗せる「踏み面」と、段差の垂直部分にあたる「蹴上げ」のパーツを一段ずつ取り付けました。
パーツには切れ込みがあり、向きや組み合わせ方が分かりやすい構造になっています。
そのため、一つひとつの組み立て自体はそれほど複雑ではありません。
ただし、似た作業が何度も続くため、少し根気が必要でした。

ここは急いで仕上げようとするよりも、一段ずつ確認しながら進めるのがよさそうです。
また、今回制作した階段の後半部分は、完成すると箱の外側からあまり見えなくなる場所でもあります。
それでも一段ずつ細かく再現されているところに、こびとシリーズらしいこだわりを感じました。
完成後には見えにくくなる部分まで制作するのも、組み立てキットならではの楽しみのひとつです。
制作3日目|壁・手すり・ポスター・巾木・コンセント
3日目は階段本体から少し離れて、周囲の壁や細かな設備を制作しました。
まずは階段を囲む壁のパーツを組み立てます。

続いて取り付けたのが、階段に沿って伸びる細長い手すりです。
この手すりには、左右両端と中央の接合部分をグレーに着色する工程があります。
パーツ自体が細長く繊細なので、取り扱いや着色には注意が必要でした。
無理に力を加えず、落ち着いて作業したい部分です。
次に、回り段を正面から見たとき、突き当たりに位置する壁へ小さなポスターを貼り付けました。

こうした装飾が加わることで、ただの階段ではなく、実際の建物の一角らしい雰囲気が生まれてきます。
さらに、説明書の裏面に進んで制作したのが「巾木(はばき)」です。
巾木とは、床と壁の境目に取り付けられる部材のこと。

普段の生活ではあまり意識しない部分ですが、こうした細かな設備まで再現されているのは面白いですね。
最後は階段の入り口付近に設置するコンセントを制作しました。
白いコンセント本体を組み立て、内側には黒っぽい印刷シートとコンセントシートを貼り付けます。
小さなコンセントひとつでも、複数のパーツを使って再現されていることに驚きました。

階段だけでなく、その周辺にある建物の設備まで丁寧に作り込まれている点が、この作品の魅力だと感じました。
制作4日目|箱への組み込み・ライトアップ・完成
いよいよ最終日です!
まずは、フローリングが見える内底部分を箱の内側に取り付けました。
続いて、コンセントと階段の入り口がある壁を設置。

その後、これまで制作してきた階段本体を箱の中へ収めていきます。
ここまで組み立ててきた階段が箱の中に収まることで、ようやくひとつの空間としてまとまります。

そして今回は、完成後に少しだけオリジナルのアレンジを加えてみました。
説明書にはないライトアップに挑戦!
こびとシリーズには、箱の上部に穴を開け、光を取り込むことでライトアップを楽しめる作品もあります。
しかし、今回の「こびとの階段」には、説明書に穴開け位置の指定がありませんでした。
そこで、2階から光が差し込んでいるような雰囲気を再現できないかと考え、箱の上部に小さな穴を開けてライトを当ててみました。
すると、階段の奥から光がこぼれるような演出を楽しむことができました。

ライトの有無によって作品の印象が変わるのも面白いところです。
なお、この穴開けとライトアップはメーカー指定の制作工程ではなく、tes CRAFT独自のアレンジです。
同じように試す場合は、穴を開ける位置や工具の取り扱いに十分注意してください。
実際に作って感じた難しさと制作のコツ
今回の「こびとの階段」は、キット全体の構成が比較的シンプルで、制作時間も短めに感じました。
一方で、実際に作ってみると、注意したいポイントもいくつかありました。
まずは階段の組み立て。
踏み面や蹴上げを一段ずつ取り付けるため、同じような工程が繰り返されます。

難しい組み合わせが連続するというよりも、根気よく作業を続けることが大切だと感じました。
次に注意したいのが、細長い手すりです。
繊細なパーツなので、着色するときも取り付けるときも、力を加えすぎないよう慎重に扱いたいところ。

また、巾木やコンセントなど、普段はあまり注目しない建物の設備を作る工程も印象に残りました。
完成すると小さく見える部分ですが、こうした細部があることで、作品全体のリアリティが高まっているように感じます。
体感難易度は★3|初心者にもおすすめできる?
今回の体感難易度は、5段階評価で★3としました。
階段のパーツには組み合わせやすい切れ込みがあり、基本的な構造も比較的分かりやすくなっています。
一方で、回り段を含む階段の組み立てには繰り返し作業があり、細長い手すりの着色や取り付けには慎重さが必要です。
こうした点を考えると、まったく難しい部分がないというわけではありません。
ただ、複雑な仕掛けや大量の小物を制作する作品とは異なり、工程の中心が階段にまとまっているため、初めてみにちゅあーとに挑戦する方にも候補としておすすめできそうです。
ちなみに、複雑な仕掛けや大量の小物を制作するこびとシリーズといえばこちらです。

満足度★4・おすすめ度★4の理由
今回の満足度とおすすめ度は、どちらも★4です。
満足度につながったのは、階段の立体的な構造と、細かな建物設備の再現です。
紙のパーツを重ねることで、少しずつ階段が立ち上がっていく工程には、ペーパークラフトならではの面白さがありました。
さらに、巾木やコンセントといった身近な設備まで再現されているため、完成後にじっくり眺めても楽しめます。
一方で、ほかのこびとシリーズやみにちゅあーとキットと比べると、遊び要素や複雑な仕掛けは少なめです。
さまざまな小物を作り込む工程が好きな方には、少し物足りなく感じられるかもしれません。
それでも、構成の分かりやすさと完成後の雰囲気の良さを考えると、十分おすすめできる作品だと感じました。
特に今回は、オリジナルのライトアップを加えられたことも、満足度を高めてくれたポイントです。
まとめ|シンプルな構成の中に、細かなこだわりが詰まった作品
今回は、さんけい×Mozu studios「こびとの階段(MP10-01)」を全4日間で制作しました。
直線階段から回り段、上階へ続く階段まで、一段ずつ組み立てていく工程が中心となる作品です。
構成は比較的シンプルですが、細かな手すりや巾木、コンセントなど、身近な建物の設備まで再現されている点が印象に残りました。
今回の評価は、体感難易度★3、満足度★4、おすすめ度★4。
階段の繰り返し作業や繊細なパーツに気を付ければ、初心者の方にも挑戦してほしい作品です。
また、今回は説明書にないライトアップにも挑戦しました。
2階から光が差し込むような雰囲気を加えることで、完成後の楽しみ方も広げることができました。
こびとシリーズが気になっている方や、比較的シンプルな構成のみにちゅあーとから挑戦してみたい方は、ぜひチェックしてみてください!

