【レビュー】草壁家の引越し(MK07-14)を制作|約25時間!トトロの引っ越しシーンを再現

スタジオジブリ作品

今回は、スタジオジブリ作品『となりのトトロ』の印象的なシーンを再現した、みにちゅあーとキット「草壁家の引越し(MK07-14)」を制作しました。

映画の冒頭に登場する、たくさんの家具や荷物を積んだオート三輪。

その周囲の道路やフェンス、樹木なども含めて、引っ越しのワンシーンを1/48スケールで立体的に楽しめる作品です。

この作品、とにかく作るものが多い!

オート三輪だけでもかなり細かく作り込まれていますが、その荷台に載せる机やタンス、自転車、寝具、そして大量の本まで一つずつ制作します。

メーカー表記の組立て所要時間は約25時間〜。

実際にtes CRAFTでも、動画を撮影しながら約25時間かけて完成させました。

この記事では、実際の制作写真とともに、制作工程や特に時間がかかった部分、難しかったポイント、完成して感じた魅力を詳しく紹介します。


草壁家の引越し(MK07-14)の基本情報

項目内容
作品名草壁家の引越し
品番MK07-14
作品となりのトトロ
シリーズスタジオジブリ作品シリーズ
スケール1/48
ベースサイズW120×D115×H80mm
オート三輪W40×L95×H60mm
対象年齢12歳以上
メーカー表記の組立て所要時間約25時間〜
実制作時間約25時間
組立てレベル★★★★☆
企画スタジオジブリ・さんけい

みにちゅあーとには1/150スケールの作品も多くありますが、「草壁家の引越し」は1/48スケール

そのため、家具やオート三輪など、一つひとつの造形をじっくり楽しめる作品になっています。


キット内容

キットには、A〜Uまで21枚のレーザーシートが入っています。

そのほかにも、

  • キャラクターシート
  • 小物シート
  • プラ板
  • 樹木・地面用スポンジ
  • パウダー素材

などが付属しています。

一般的な紙パーツだけではなく、さまざまな素材を使いながら作品を完成させていくのが特徴です。

特に制作していて印象に残ったのが、布と紐を使う工程

布は寝具を包むために使用し、紐はオート三輪の荷台に積み込んだ荷物を固定するために使用します。

紙だけでは表現しにくい質感まで再現できるところが、この作品の面白いポイントです。


最大の特徴は「圧倒的な荷物の量」

「草壁家の引越し」を実際に作って、最も印象に残ったのが荷物の多さです。

机や椅子といった大きな家具だけではありません。

実際に制作していくと、

  • 椅子
  • 大小のタンス
  • ちゃぶ台
  • 座卓
  • 木箱
  • 電気蓄音機
  • 茶箱
  • たらい
  • 竹竿
  • ほうき
  • お玉
  • スタンド照明
  • 火鉢
  • 自転車
  • 寝具

など、さまざまな家具や生活用品を作っていきます。

実際に制作しながら数えたところ、荷物は21種類・合計84個

中でも本は58冊あります。

完成作品だけを見ると一つの引っ越しシーンですが、そこに到達するまでには大量の小物制作が待っています。


実際の制作工程

① オート三輪の土台を制作

まずは、引っ越しシーンの中心となるオート三輪から制作します。

運転席の壁や荷台、煽り部分などを組み合わせて車体の基本形を作っていきます。

序盤は比較的大きなパーツが多く、今回の作品の中では作り進めやすい工程でした。

ただし、似たように見えるパーツでも接着する前後の向きが異なるものがあります。

一度接着してしまうと後から修正するのが難しいので、説明書と照らし合わせながら向きを確認しておくのがおすすめです。


② 運転席を細かく作り込む

車体の基本形ができたら、運転席周辺を作ります。

ここでは、

  • ハンドル
  • アクセル周辺
  • 運転席内部
  • エンジン周辺のパイプ
  • 車体下部

などを取り付けていきます。

序盤の大きなパーツから一転して、かなり細かな作業が増えてきます。

実際に制作していて、最初に難しさを感じたのがこの運転席部分でした。

完成後は見えにくくなる場所もありますが、こうした部分までしっかり作り込まれているのが、みにちゅあーとの面白さです。


③ タイヤを取り付ける

続いて後輪、前輪の順番でタイヤを制作・取り付けます。

完成写真だけを見るとシンプルなタイヤに見えますが、実際には複数のパーツを重ねて厚みを作る構造になっています。

円形のパーツを何枚も重ねるため、中心がズレないように接着していくことがポイント。

少しずつズレてしまうとタイヤ全体の形にも影響するので、位置を確認しながら作りました。


④ ライトやミラーを取り付けてオート三輪完成

最後にヘッドライトやバックミラーなどを取り付けます。

これでオート三輪本体が完成。

この段階でも十分見応えがありますが、「草壁家の引越し」はここからが本番です。


家具と荷物の制作

ここから、荷台へ載せる大量の家具や生活用品を作っていきます。

机やタンスなどは比較的大きなパーツですが、引き出しの取っ手などはかなり細かく作られています。

一つひとつの家具だけを見ると、それほど時間がかからないように感じます。

しかし、とにかく数が多い。

これを繰り返していくため、想像以上に制作時間が必要でした。


特に難しかった「自転車」

家具や小物の中でも、特に細かな作業が必要だったのが自転車です。

ハンドルやサドル、ペダルなど、小さなパーツを組み合わせて一台の自転車を作ります。

紙で作っているにもかかわらず、完成するとしっかり自転車らしい形になります。

細いパーツは力を入れると曲がったり破損したりする可能性があるため、ピンセットを使いながら慎重に作業しました。


最大の山場!58冊の本を制作

そして今回、最も時間がかかったのが本の制作です。

作る本は合計58冊。

制作していると、

「まだ本がある!」

と思ってしまうくらい、とにかく数があります(笑)。

完成した本は4冊束や5冊束などにまとめ、さらに紐で束ねていきます。

本の色や並べ方についてはある程度変化を付けることもできるので、自分好みに組み合わせながら作るのも楽しい部分です。

ただし、同じような作業が続くため集中力も必要。

約25時間という制作時間の中でも、かなり印象に残った工程でした。


布を使って寝具を再現

本とはまったく違う制作方法を楽しめるのが寝具です。

この部分では、キットに付属している実際の布を使用します。

説明書のガイドに合わせて布をカットし、中のパーツをきれいに包んで寝具を作ります。

紙とは違って布は柔らかいため、少し扱い方が変わります。

実際の引っ越しでも布団を包んで運ぶことがありますが、その質感を素材そのものを変えることで表現しているのが面白いところです。


完成した家具を荷台へ積み込む

大量の家具や小物が完成したら、いよいよオート三輪へ積み込みます。

ここまで作ってきたものが一つの作品へ集まっていくので、個人的にもかなり楽しい工程でした。

ただし、注意したいのが大きな家具の配置位置です。

タンスや机などを間違った場所へ固定すると、その後に載せる荷物がうまく収まらなくなる可能性があります。

細かな小物は多少調整できますが、大きな家具については説明書を確認してから接着するのがおすすめです。


紐を使って荷物を固定

家具を積み終わったら、付属の紐を使って荷物を固定します。

説明書に沿って、3種類の紐を順番に使いながら荷台全体を縛っていきます。

大量の家具を積んだだけでも十分引っ越しらしく見えますが、最後にロープが加わることで一気にリアリティが増します。

紙だけではなく、布や紐といった素材を組み合わせることで映画のシーンを再現していく。

この作品ならではの面白い工程でした。


道路・フェンス・樹木を作ってジオラマへ

オート三輪が完成したら、最後に周囲のジオラマを制作します。

道路やフェンスだけでなく、

  • 樹木
  • 芝生
  • カンタ
  • おばあちゃん

なども配置していきます。

※今回の制作ではキャラクターの設置は割愛

ここではスポンジやパウダー素材も使うため、建物系のみにちゅあーととはまた違った制作を楽しめます。

オート三輪だけを作るのではなく、周囲の風景まで含めて一つの映画のシーンを完成させるのがこの作品の魅力です。


「草壁家の引越し」が完成!

すべてのパーツを配置すると、「草壁家の引越し」の完成です。

オート三輪の荷台には、これまで作ってきた大量の家具。

周囲には道路やフェンス、樹木、キャラクター。

制作中は一つひとつ別々だったパーツが最後に集まり、映画のワンシーンとして完成します。

そして、この作品は360度いろいろな方向から眺められるのも大きな魅力。

正面だけではなく、荷台側や運転席側など、見る角度を変えることで違ったディテールを楽しめます。


実際に難しかったポイント

メーカー表記の組立てレベルは★★★★☆。

実際に約25時間制作してみても、かなり作りごたえのある作品だと感じました。

特に注意したいのは、

  • 58冊ある本の制作
  • 自転車などの細かなパーツ
  • 家具の大量制作
  • 大型家具の配置
  • 荷物を固定する紐
  • オート三輪の細かなパーツ

あたりです。

一つひとつが極端に難しいというより、細かな作業を長時間積み重ねていく難しさがあります。

集中力を維持しながら、少しずつ進めていく作品だと思います。


制作時間は実際に約25時間

メーカーの参考時間は約25時間〜。

tes CRAFTでも、動画撮影をしながら制作して実制作時間は約25時間でした。

これまでさまざまなみにちゅあーとを制作してきましたが、25時間クラスになると、やはりかなりのボリュームがあります。

一日ですべて完成させようとせず、

オート三輪 → 家具 → 本 → 積み込み → ジオラマ

というように、工程を分けながら制作するのがおすすめです。


初心者にもおすすめできる?

個人的には、初めてのみにちゅあーととしてはおすすめしません。

理由は単純な難易度だけではなく、作業量の多さです。

細かなパーツを扱う技術に加えて、約25時間という長い制作を最後まで続ける必要があります。

そのため、

「まずは小さな作品を何作品か作って、みにちゅあーとに慣れてから挑戦する」

くらいがおすすめです。

一方で、ある程度制作に慣れている方なら非常に楽しめる作品。

「次は本格的なジブリ作品を作りたい」

「時間をかけて大きな作品へ挑戦したい」

という方には、かなりおすすめできます。

初心者向けの作品を探している方は、こちらも参考にしてください。

▶︎ 初心者におすすめのみにちゅあーとキット5選
※今回作成した初心者向け固定ページへのリンクを設定


約25時間作って感じた「草壁家の引越し」の魅力

制作を終えて特に感じたのは、制作時間の長さが、そのまま完成後の情報量につながっている作品だということです。

オート三輪だけでもかなり細かい。

家具だけを並べてもかなり細かい。

さらに58冊の本、寝具、自転車、ロープ、道路、フェンス、樹木、キャラクターまであります。

それらが最後に一つのジオラマへ集まることで、映画の引っ越しシーンが完成します。

制作途中では「まだこんなに作るものがあるのか」と感じる場面もありましたが、その分、最後に完成したときの達成感は非常に大きかったです。


今回の評価

実制作時間:★★★★★(約25時間)
難易度:★★★★☆
作りごたえ:★★★★★
完成後の満足度:★★★★★
初心者へのおすすめ度:★★☆☆☆

短時間で気軽に完成させたい方よりも、時間をかけて一つの作品をじっくり作り込みたい方におすすめです。


まとめ|大量の家具まで作り込む「となりのトトロ」の本格ジオラマ

今回は、スタジオジブリ作品シリーズ「草壁家の引越し(MK07-14)」を制作しました。

制作時間は約25時間。

決して簡単な作品ではありません。

特に58冊の本や大量の家具、自転車などの細かな制作はかなり時間がかかりました。

しかし、その大量のパーツがあるからこそ、完成したときには『となりのトトロ』の引っ越しシーンが細部まで再現されます。

布を使った寝具や紐を使った荷物の固定など、通常のペーパークラフトとは少し違った工程を体験できるのも魅力。

時間をかけて作る楽しさと、完成したときの大きな達成感を味わえるみにちゅあーとキットでした。

制作のフル動画

制作の様子はYouTubeでも公開しています。

あわせて読みたい

これからみにちゅあーとを作る方はこちらも参考にしてください。

▶︎ みにちゅあーとの作り方完全ガイド

▶︎ 120作品以上制作して分かった失敗しないコツ10選

▶︎ みにちゅあーと制作データベース

また、『千と千尋の神隠し』の作品はこちら。

▶︎ 手頃が魅力!釜爺のボイラー室を再現したペーパークラフト

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