【レビュー】コイン精米所(MP04-76)を作ってみた!小さなのぼりが映える1/150ジオラマオプションキット

ジオラマオプションキット

こんにちは、tes CRAFTです!

今回は、みにちゅあーとキットのジオラマオプションキットから、「コイン精米所(MP04-76)」を制作しました。

横幅約22mmという非常に小さな作品ですが、ガラス戸の向こうに見える精米機や、鮮やかな2本ののぼりによって、ひと目でコイン精米所と分かるデザインに仕上がっています。

制作時間は約1時間30分。建物本体は比較的スムーズに組み立てられましたが、1/150スケールらしい小さなパーツが多く、特にのぼりの組み立てには慎重さが必要でした。

この記事では、実際の制作工程や難しかったポイント、のぼりをきれいに組み立てるコツなどを詳しく紹介します。

この記事でわかること

  • コイン精米所(MP04-76)の難易度と実際の制作時間
  • 制作工程で間違えやすい側面パーツの貼り合わせ方
  • 窓ガラスや小さな印刷シートを扱う際の注意点
  • のぼりを中心揃えで組み立てやすくする方法
  • 1/150スケールのジオラマに加えたときの魅力

キット基本情報

項目内容
作品名コイン精米所
シリーズジオラマオプションキット
品番MP04-76
スケール1/150
完成サイズ約W22×D15×H20mm
付属品のぼり2本
メーカー制作レベル★★★☆☆
メーカー制作時間約2時間
実際の制作時間約1時間30分
体感難易度★★★☆☆
総合満足度★★★★☆

※制作時間は、作業環境やみにちゅあーとキットの制作経験によって異なります。


ジオラマオプションキットとは?

ジオラマオプションキットは、その名前のとおり、建物や街並みに添えてジオラマの情景を充実させるための小型キットです。

みにちゅあーとキット本体と比べて完成サイズが小さく、短い時間で制作できる商品が多いのが特徴。価格も比較的手頃なため、すでに持っている建物の周囲をにぎやかにしたいときにも取り入れやすいシリーズです。

今回のコイン精米所も、単体で飾るというより、1/150スケールの住宅街や田園風景、郊外の道路沿いなどに配置することで魅力を発揮する作品だと感じました。

私は別途制作している『千と千尋の神隠し』の不思議の町ジオラマに、豚舎の近くの建物として設置する予定です。

作品本来の時代や世界観とは少し異なりますが、自分だけのジオラマとしてどのような景色になるのか、今から楽しみにしています。


セット内容

コイン精米所のセット内容は、次のとおりです。

  • レーザーシート:3枚
  • プラ板:1枚
  • 取扱説明書:1枚

建物本体とのぼり2本で構成された、非常にシンプルなキットです。

パーツ数はそれほど多くありませんが、完成サイズが小さいため、一つひとつのパーツもかなり細かくなっています。ピンセットやアートナイフを用意し、落ち着いて作業できる環境を整えておくのがおすすめです。


コイン精米所とは?役割を簡単に紹介

玄米を白米へ精米する無人施設

コイン精米所は、玄米の表面にあるぬか層などを取り除き、白米に仕上げるための無人施設です。

農家から玄米を購入した人や、自宅で玄米を保管している人などが、必要な量だけ精米するときに利用します。

好みの精米具合を選べる機械もある

実際のコイン精米機には、標準、上白、七分づき、無洗米など、好みの仕上がりを選べる機種もあります。

今回のキットのメーカー紹介には、残念ながらミニチュアでは精米具合を選べないという、少しユーモラスな説明もありました。

扉の開けっぱなしには注意

コイン精米所では、こぼれた米や米ぬかを目当てに鳥が入ってくることがあるため、利用後は扉を閉める必要があります。

普段あまり利用しない人には意外と知られていない、コイン精米所ならではの注意点です。

地方や郊外では見慣れた施設ですが、このような豆知識を知ると、小さなミニチュアにも生活感を感じられます。


コイン精米所の制作工程

1.両側面の壁を作る

最初に、精米所の左右の壁をそれぞれ作ります。

外側の壁には縦方向の筋が入っているため、表裏は比較的判断しやすい構造です。

正面から見たときに、

  • 右側の壁:奥側に扉がある
  • 左側の壁:扉がない

という違いがあります。

扉が描かれた1番のパーツには10番、反対側の2番のパーツには11番を貼り合わせます。

1番と10番は、扉の部分が見えるようにパーツの形が加工されているため、貼り付け位置を判断しやすい印象でした。

2番と11番は左端を揃える

注意したいのが、2番と11番の組み合わせです。

この2枚は、正面から見た左側の縁を揃えて接着します。

何となく中央揃えにしたり、右側の縁を揃えたりすると、後の工程で壁同士をうまく組み合わせられず、建物に隙間が生じる可能性があります。

小さな違いですが、完成時の精度に影響する重要なポイントです。説明書の赤線を確認しながら、貼り合わせる位置を間違えないようにしましょう。


2.床・背面・精米機を組み立てる

続いて、床となる18番のパーツに、内部の15番と背面の13番を取り付けます。

15番には、説明書から切り取ったAの印刷シートを貼ります。この印刷シートには、コイン精米所の内部に置かれている精米機が描かれています。

印刷シートには上下左右の向きがあるため、切り取る前に説明書上の向きを確認しておくことが大切です。

切り取る前に写真を撮影しておくと、向きが分からなくなったときにも確認しやすくなります。

その後、左右の側面パーツと背面を床へ取り付けます。正面から見て右側に扉のある壁が来るように、取り付ける向きにも注意しましょう。


小さな印刷シートはアートナイフで持ち上げると便利

今回のような小さな印刷シートは、ピンセットで強くつまむと、表面に跡が付いたり折れたりすることがあります。

私は、アートナイフの刃先を印刷シートへ軽く当てて持ち上げ、接着位置まで運ぶ方法を使うことがあります。

今回、この方法を実践している写真も撮影できたので、制作工程の補足として掲載させていただきます。

みにちゅあーとキットをきれいに仕上げるコツは、こちらの記事でも紹介しています。
みにちゅあーとキットの作り方・制作のコツ

刃を深く刺すと印刷面を傷めるため、表面へ軽く引っかける程度にしましょう。


3.引き違い戸と窓ガラスを作る

正面の大きな引き違い戸には、付属のプラ板を使用します。

プラ板を横12mm×縦14mmに切り出し、3番の格子パーツへ貼り付けます。

この工程では、自分で定規を当てて寸法を測り、プラ板を切る必要があります。

格子部分は非常に細いため、接着剤を多く付けると、格子の外側へはみ出して透明なプラ板を汚してしまいます。

細い格子へ接着剤を付ける際は、つまようじや細いアプリケーターなどを使い、少量ずつ塗るのがおすすめです。

透明部分に接着剤が付着すると目立ちやすいため、通常の壁パーツ以上に慎重に作業しました。

プラ板の切り出しには、細かい作業に向いたアートナイフが便利です。
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4.建物本体に引き違い戸と屋根を取り付ける

完成した引き違い戸を建物の正面に取り付け、内部側の天井となる17番を接着します。

その上に、外側の平らな屋根となる16番を重ねます。

建物本体には凹凸や差し込み位置が用意されており、各パーツのサイズにも違いがあるため、側面パーツの貼り合わせさえ間違えなければ、組み立て位置には迷いにくい構造です。

小さい作品ですが、パーツ同士がうまくかみ合うように設計されており、みにちゅあーとキットらしい組み立てやすさを感じました。


5.建物上部の看板を取り付ける

屋根の周囲に7番・9番・12番などのパーツを取り付け、青・黄色・赤のラインが入った看板用の印刷シートを貼ります。

この帯状の看板が建物の上部をぐるりと囲むことで、一気にコイン精米所らしい外観になります。

正面上部には、「クリーン精米機」と書かれた扇形に近い看板を取り付けます。

4番のパーツへ印刷シートを貼り、建物正面に設置する構造です。

看板は2種類から選べる

このキットでは、

  • 立体的な「クリーン精米機」の看板
  • 帯と一体になった平面的な「コイン精米所」の表記

という2種類の仕上げ方を選べます。

私は立体的な「クリーン精米機」の看板を選びました。

小さなキットの中にも選択肢が用意されており、好みに合わせて外観を変えられる点には遊び心を感じます。

最後に、窓ガラスへ小さな掲示物の印刷シートを貼れば、精米所本体の完成です。


6.2本ののぼりを作る

最後に「コイン精米」と書かれたのぼりを2本作ります。

のぼりは、主に次のパーツで構成されています。

  • 14番:のぼりのフレーム
  • 5番:上側の小さな台座
  • 8番:下側の少し大きな台座
  • 6番:一番下の土台

印刷シートを破線に沿って折り、14番のフレームを挟むように貼り合わせます。

のぼりの黄色と赤色が、青と白を基調とした精米所本体のアクセントになります。

のぼりを中心揃えで組み立てるコツ

説明書では、5番・8番・6番の土台を先に作り、その後で14番のフレームを穴へ差し込む流れになっています。

ただし、先に台座同士を接着すると、5番と8番の穴が少しでもずれた場合、細いフレームをうまく通せなくなる可能性があります。

私は、次の順番で組み立てました。

  1. 14番のフレームへ、のぼりの印刷シートを貼る
  2. フレームを上下逆さまに持つ
  3. 5番、8番の順に、ボンドを付けず穴へ通す
  4. 6番の土台へボンドを付ける
  5. フレームを通常の向きへ戻し、8番を下へ落とす
  6. 8番と6番を中心揃えで接着する
  7. 5番の内側へボンドを付け、5番と8番を接着する

先に5番と8番をフレームへ通しておくことで、穴の位置がずれてフレームを差し込めなくなるリスクを減らせます。

また、8番をフレームに沿って下へ落とすため、6番との中心位置も揃えやすくなりました。

説明書とは少し異なる順番ですが、のぼりの土台をきれいに仕上げたいときにおすすめの方法です。

のぼりのフレームや小さな台座を扱う際は、先端の精度が高いピンセットが役立ちます。
みにちゅあーと制作におすすめのピンセット


制作して難しかったポイント

側面パーツの貼り合わせ位置

最も注意したいのは、2番と11番の側面パーツです。

左端を揃える必要があるため、中央揃えや右端揃えで貼らないようにしましょう。ここで位置がずれると、建物を組み立てた際に壁同士がきれいに合わなくなります。

精米機の印刷シートの向き

内部の精米機を表現するAの印刷シートには、上下左右の向きがあります。

切り取った後では分かりにくくなる可能性があるため、説明書に付いている状態を撮影しておくと安心です。

プラ板の切り出しと接着

従来型のみにちゅあーとキットでは、付属するプラ板を自分で測って切り出す必要があります。

透明なプラ板は厚みがあり、力の入れ方によっては切断線が斜めになったり、寸法にわずかなずれが生じたりします。

格子へ接着するときも、接着剤のはみ出しによる汚れに注意が必要です。

のぼりの細かな組み立て

のぼりのフレームと台座は、建物本体以上に小さなパーツで構成されています。

穴の位置を揃え、細いフレームを垂直に立てる必要があるため、短い制作時間の中でも特に緊張感のある工程でした。


従来型プラ板と最近のキットとの違い

今回のコイン精米所では、透明なプラ板を指定サイズに測り、自分で切り出す従来型の仕様が採用されています。

一方、最近のみにちゅあーとキットやジャパミニでは、より薄くて切りやすい透明フィルムや、あらかじめ形状が加工された窓用パーツが使われることがあります。

自分で寸法を測る必要がないため、窓ガラスを正確に作りやすく、アートナイフでつなぎ目を切るだけで取り外せる点も便利です。

以前制作した「ジャパミニ 飲食街1」では、こちらの少しスモークがかった窓用パーツが使われており、切り出しやすさだけでなく、完成後の雰囲気にも違いがありました。

今回のプラ板に大きな不満があるわけではありませんが、新旧のキットを比べると、窓パーツの仕様にも変化が見られて面白いです。

窓ガラスの仕様が異なる「ジャパミニ 飲食街1」の制作レビューはこちら。
ジャパミニ 飲食街1レビュー


完成後の見どころ

ガラス戸越しに見える精米機

今回、特に印象に残ったのが、正面のガラス戸越しに見える精米機です。

内部は立体的な機械パーツではなく印刷シートで表現されていますが、透明な引き違い戸を重ねることで、実際に建物の中へ精米機が置かれているように見えます。

小さな空間に奥行きが生まれ、完成した瞬間にはワクワクしました。

窓に貼られた小さな掲示物

窓ガラスには、青い小さな掲示物を2枚貼ります。

肉眼では文字の内容までは読み取りにくいサイズですが、それでも掲示物があるだけで、無人施設らしい生活感が増しています。

細部を見たときに発見があるのも、ミニチュア作品ならではの楽しさです。

2本ののぼりが生み出す存在感

建物本体は白と青を中心とした落ち着いた色合いですが、2本ののぼりには黄色と赤が使われています。

小さな作品ながら、こののぼりが視線を引き付けるアクセントになっています。

のぼりがなければシンプルな小屋に見える可能性がありますが、「コイン精米」と書かれた旗が加わることで、作品の用途がひと目で伝わります。

指先ほどの小ささ

完成サイズは約W22×D15×H20mm。

指の第一関節から第二関節ほどにも満たない、小さなサイズです。

写真で見ると建物としての形がしっかり再現されていますが、実物を見ると想像以上に小さく、1/150スケールならではの精密さを実感できます。


良かった点

  • 約1時間30分で完成し、気軽に取り組みやすい
  • 窓越しに見える精米機の印刷表現が面白い
  • 2本ののぼりによって、小さくても存在感がある
  • 看板のデザインを2種類から選択できる
  • 1/150スケールの街並みや田園ジオラマに取り入れやすい
  • 比較的安価で、ジオラマの情景を充実させられる

気になった点

キット自体に大きな不満はありませんでした。

ただし、付属のプラ板を自分で測って切り出す必要があるため、最近の加工済みフィルムや窓パーツに慣れている人には、少し手間に感じられるかもしれません。

また、制作時間は短いものの、のぼりをはじめとしたパーツはかなり小さいため、必ずしも「短時間で作れる=簡単」とは限りません。

ピンセットを使った細かな作業が苦手な人は、焦らず時間をかけて取り組むのがおすすめです。


初心者にもおすすめできる?

体感難易度は、メーカー表記と同じ星3つです。

制作工程そのものはシンプルで、パーツ同士の凹凸や取り付け位置も分かりやすく設計されています。

そのため、初心者でも制作は可能です。

ただし、最初に作るみにちゅあーとキットとして選ぶよりも、まずは1/150スケールの建物や店舗を一つ作り、その隣に置くオプションとして挑戦する方が、この作品の魅力を感じやすいと思います。

また、細かなパーツを扱う練習用としても適しています。


こんな人におすすめ

  • 1/150スケールの建物や街並みを持っている人
  • 田園風景や郊外のジオラマを作りたい人
  • 短時間で完成するキットを探している人
  • 比較的手頃な価格でみにちゅあーとキットを楽しみたい人
  • 小さなパーツの組み立てに挑戦したい人
  • 鉄道模型や他社製ジオラマに生活感を加えたい人

制作ギャラリー

指先と比べて分かる1/150スケールの小ささ

指先と並べることで、横幅22mmという小ささがよく分かります。小型ながら、正面の引き違い戸や店内の精米機まで細かく表現されています。

2本ののぼりを添えた完成形

黄色と赤ののぼりが、白と青を基調とした建物のアクセントになっています。単体で飾っても、コイン精米所らしい雰囲気がしっかり伝わります。

ピンセットが欠かせない細かなパーツ

のぼりのフレームや土台は非常に小さく、指だけで扱うのは難しいサイズです。先端の細いピンセットがあると、位置を調整しやすくなります。

ガラス戸越しに見える精米機

正面からのぞくと、透明なプラ板の奥に精米機の印刷が見えます。平面的な印刷シートを使いながら、室内の奥行きを感じさせる表現が魅力です。


総合評価

評価項目評価
作りやすさ★★★☆☆
デザイン★★★★☆
再現度★★★★☆
コストパフォーマンス★★★★★
ジオラマへの取り入れやすさ★★★★★
総合満足度★★★★☆

コイン精米所は、作品単体の派手さよりも、ジオラマへ配置したときの効果が魅力のキットです。

制作時間は短いものの、小さなパーツやプラ板加工など、みにちゅあーとキットらしい細かな工程も楽しめました。

特に、窓越しに見える精米機と2本ののぼりは、完成後の満足度を高めてくれるポイントです。


まとめ

今回は、ジオラマオプションキットの「コイン精米所(MP04-76)」を制作しました。

完成サイズは約W22×D15×H20mmと非常に小さいものの、ガラス戸の奥に見える精米機や、青い看板、2本ののぼりによって、コイン精米所らしい外観が再現されています。

建物本体は比較的スムーズに組み立てられましたが、側面パーツの貼り合わせ位置、精米機の印刷シートの向き、窓用プラ板への接着剤の付けすぎには注意が必要です。

また、のぼりの台座を作る際は、先に5番と8番をフレームへ通してから接着すると、穴の位置や土台の中心を揃えやすくなります。

制作時間が短く、価格も比較的手頃なため、すでに持っている1/150スケールの建物やジオラマへ、小さな情景を追加したい人におすすめの作品です。

私も今後、不思議の町ジオラマの豚舎付近へ配置し、周囲の建物と組み合わせて楽しみたいと思います。


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