こんにちは、tes CRAFTです!
今回は、みにちゅあーとプチシリーズの「UFO(MP01-53)」を制作しました。
一見するとシンプルなデザインですが、実際に作ってみると建物系キットとは違い、曲面をきれいに表現するための加工が数多く登場する作品でした。
この記事では、制作工程や難しかったポイント、初心者向けのコツなど、実際に制作したからこそ分かった内容を詳しく紹介します。
キット基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | UFO |
| シリーズ | みにちゅあーとプチ |
| 品番 | MP01-53 |
| スケール | ノンスケール |
| 完成サイズ | 約W48×D48×H20mm |
| メーカー制作時間 | 約2時間 |
| 実測制作時間 | 約2時間 |
| tes CRAFT難易度 | ★★★★☆ |
| 対象年齢 | 12歳以上 |
| 販売状況 | 販売中 |
この作品を選んだ理由
tes CRAFTでは、その日の気分に合わせてストックしているみにちゅあーとキットを制作しています。
1/150スケールの「なつかしのジオラマシリーズ」やジオラマオプションキットを制作する日もあれば、今回のような「みにちゅあーとプチ」を楽しむ日もあります。
今回は前日に『トイ・ストーリー』を観ていたこともあり、宇宙やSFの世界観が頭に残っていたため、このUFOを制作してみることにしました。
第一印象
建物系キットでは直線的なパーツが中心ですが、この作品は円盤型の機体を再現するため、細長いパーツを丸めたり、円錐状に加工したりする工程が数多く登場します。
レーザーシートはA・Bの2枚のみで、内容物もシンプルです。

一方で、パーツ数が少ないからといって簡単というわけではなく、「曲面をきれいに作れるか」が完成度を左右するキットだと感じました。
色は光沢感のあるシルバー。
ライトを当てると金属のような質感が際立ち、UFOらしい近未来的な雰囲気を楽しめます。
制作工程レビュー
機体本体(円盤部)の窓を取り付ける
最初の工程では、機体本体となる円盤部に10枚の窓枠を貼り付けていきます。
接着面が非常に細いため、ボンドを付け過ぎないよう慎重な作業が必要でした。
さらに同じ作業を10回繰り返すため、制作開始直後から細かな工程が続きます。

建物系キットのように壁が立ち上がって完成形が見えてくる作品ではありませんので、初心者の方は少し根気が必要に感じるかもしれません。
窓枠を貼り終えた後は、機体本体をゆっくり丸めながら自然な円筒状にクセを付けていきます。

この「紙にクセを付ける」作業は、みにちゅあーとシリーズらしい特徴の一つです。
外周リングを組み立てる
続いて、UFOを特徴付ける外周リングを制作します。
こちらもアルファベット「C」のような形状のパーツを少しずつ丸め、リング状へ仕上げていきます。

一気に曲げると折れ跡が付いてしまうため、ペンなどを使いながら少しずつ丸みを付けていくことがポイントです。
この作品では、直線よりも「自然な曲面」を作る技術が求められると改めて感じました。
この後は、完成した外周リングと円盤部を接着します。
上部ドームを組み立てる
続いて、一番上の上部ドームを制作します。
ここでは円錐状になるよう少しずつ曲げ加工を行い、内側パーツと外側パーツを貼り合わせます。

この工程で重要なのは、内側パーツと外側パーツのつなぎ目を重ねないことです。
説明書には
「つぎ目が重ならないようにして円錐状になるよう貼り合わせる」
と書かれていましたが、個人的には
「A-2とB-20ののつなぎ目が重ならないように貼り合わせる」
という表現の方が初心者にも伝わりやすいと感じました。
また、内側パーツ(B-20)が中心にくるよう位置を調整する必要もあり、感覚的な位置合わせが多い工程でした。
この後は、完成した上部ドームと先ほどの円盤部を接着します。
下部の突起部を組み立てる
続いて、UFO下面の突起部を制作します。
半円状のパーツを十字状に組み合わせ、さらにパーツを追加していくことで、半球状の突起を表現していきます。

完成すると立体感が生まれ、シンプルな見た目以上に細かな造形が楽しめました。
スタンドを組み立てて完成
最後は専用スタンドを制作します。
これまでの工程とは異なり、曲げ加工はほとんどなく、切り込みを合わせながら組み立てるシンプルな内容でした。

そのため、一番スムーズに制作できた工程でもあります。
苦労して組み立てたUFOをスタンドへ取り付けた瞬間は達成感があり、「ここまで頑張ってよかった」と感じられました。
制作して感じたポイント
今回最も印象的だったのは、建物系キットとは難しさの種類がまったく違うことです。
壁や屋根を組み立てる作品とは異なり、このUFOでは完成まで一貫して曲面加工が続きます。
紙に自然な丸みを付ける技術が必要になるため、初心者には少しハードルが高く感じるかもしれません。
逆に、曲面加工の練習をしてみたい方には非常に面白い作品だと思います。
完成後レビュー
完成したUFOは、光沢感のあるシルバーが非常に美しく、ライトアップするとさらに存在感が増します。

サイズはコンパクトですが、机や棚へ飾っても十分目を引く作品でした。
写真映えも良く、SF作品や宇宙モチーフが好きな方には特におすすめです。
制作途中では「失敗してしまうかも」と不安になる場面もありましたが、大きく形を崩すことなく完成できたため、満足度は非常に高い作品でした。
こんな人におすすめ
おすすめできる人
- SFや宇宙モチーフが好きな方
- 曲面加工に挑戦してみたい方
- コンパクトな作品を飾りたい方
- みにちゅあーと制作経験者
初心者の方へ
建物系キットよりも曲面加工が多いため、初めてみにちゅあーとシリーズを制作する方には、少し難しく感じる可能性があります。
最初の1作品として選ぶよりも、何作品か制作経験を積んでから挑戦する方が安心でしょう。
総合評価(tes CRAFT)
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 難易度 | ★★★★☆ |
| 作りやすさ | ★★☆☆☆ |
| 完成度 | ★★★★☆ |
| 満足度 | ★★★★★ |
| おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
総評
「UFO」は、パーツ数こそ少ないものの、曲面加工が制作全体を通して続く、テクニック重視のキットでした。

建物系キットとは異なる楽しさがあり、完成後の光沢感や立体感は非常に魅力的です。一方で、紙へ自然な丸みを付ける作業に慣れていない方は苦戦する場面も多いでしょう。
「みにちゅあーとに少し慣れてきた頃に挑戦すると、その魅力をより楽しめる作品」というのが、tes CRAFTとしての率直な感想です。
初心者向け|曲面加工をきれいに仕上げる3つのコツ
みにちゅあーとシリーズでは、建物だけでなく今回の「UFO」のように、紙を丸めて自然な曲面を作る工程が登場することがあります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ちょっとしたコツを意識するだけで完成度が大きく変わります。
今回は、実際に制作して感じた3つのポイントをご紹介します。
① 曲面に合わせて道具を使い分ける
説明書ではペンなどを使って丸みを付ける方法が紹介されていますが、実際には丸みの異なる道具を複数用意しておくのがおすすめです。
私の場合は、ペンだけでなく100円ショップで購入したクラフトボンドのボトルも活用しました。
ボンドのボトルはペンよりも直径が大きいため、ゆるやかなカーブを付けたいときに非常に便利です。
曲げたいパーツの大きさに合わせて道具を使い分けることで、より自然で美しい曲面を作りやすくなります。
② 折り筋があるパーツは少しずつ曲げる
折り筋(スジ)が付いているパーツは、一度に曲げようとせず、ステンレス定規やピンセットを使って少しずつクセを付けるのがポイントです。
折り筋に沿って何度か軽く力を加えていくと、紙が自然に丸みを帯びていきます。
無理に折り曲げると折れ跡が残ったり、紙が傷んだりする原因になるため、「ゆっくり」「少しずつ」を意識すると失敗を防ぎやすくなります。
③ ボンドを付ける前に完成形をイメージしてクセ付けする
曲面加工で最も大切だと感じたのは、ボンドを付ける前に完成形に近い状態までクセを付けておくことです。
紙が完成形を”覚えた”状態になっていれば、接着したときに無理な力がかからず、きれいな形を維持しやすくなります。
反対に、まだ平らな状態のまま無理に接着すると、紙が元に戻ろうとして接着部分が浮いたり、剥がれやすくなったりすることもあります。
「接着剤で形を作る」のではなく、紙に形を覚えさせてから接着するという意識を持つだけでも、完成度は大きく変わるでしょう。
tes CRAFTからのワンポイント
曲面加工は、みにちゅあーとシリーズの中でも少し慣れが必要なテクニックです。
最初から完璧を目指す必要はありません。大切なのは、一度に大きく曲げようとせず、少しずつ紙にクセを付けながら完成形へ近づけていくことです。
このコツを覚えておくと、「UFO」はもちろん、観覧車やかき氷機などのキットにも応用できるので、ぜひ意識しながら制作してみてください。

