【現地レポート】第64回 全日本模型ホビーショーへ!さんけい「みにちゅあーと」新作をチェック

なつかしのジオラマ

2026年10月2日(金)、東京ビッグサイトで開催された「2026年 第64回 全日本模型ホビーショー」の業者招待日に行ってきました!

全日本模型ホビーショーは、プラモデル・ラジコン模型・鉄道模型など、さまざまな模型玩具が集まる製品見本市。今年で64回目を迎える歴史あるイベントです。

全日本模型ホビーショー公式サイト
全日本模型ホビーショー公式サイトです。10/3 – 10/4に第64回全日本模型ホビーショー開催!

今回はありがたいことに、一般公開より一足早い業者招待日に参加することができ、会場をじっくり見て回ってきました。

そしてtes CRAFTとして特に注目したのが、これまで数多く制作してきた、さんけい「みにちゅあーとキット」の展示です。

さんけいブースには、これまで発売された作品はもちろん、これから登場する新作や新たな展開も多数展示されていました。

中でも今回特に気になったのが、「スタジオジブリmini PLUS+」と「みにちゅあーとプチ PRO」。

完全に別物のシリーズが登場したというよりも、これまで親しまれてきたシリーズを、さらに細かく、さらに作りごたえのある方向へ発展させたような印象を受けました。

実際に展示作品を見ながら、気になったポイントを紹介していきます。

一番気になった「スタジオジブリmini PLUS+」

今回のさんけいブースで、個人的に最も注目したのが「スタジオジブリmini PLUS+(プラス)」です。

展示には、

「もっと細かく、小さなスタジオジブリ作品の世界へ。」

という言葉が掲げられていました。

人気のスタジオジブリminiシリーズに、より細かなパーツを組み立てる上級者向けのアイテムが加わるというもの。

小さいから簡単なのではなく、小さいからこそ難しい。

実物を間近で見ると、そんなPLUS+の方向性がよく伝わってきました。

そして今回展示されていた作品は、まだ「監修中」。

つまり、今回目にした展示作品がそのまま最終的な製品になるとは限りません。

発売前、それも監修が進められている段階の作品を実際に間近で見ることができたのも、今回のホビーショーならではの面白さでした。

今回展示されていたのは、『魔女の宅急便』『借りぐらしのアリエッティ』『ハウルの動く城』をモチーフにした3作品。

ここからさらにどのように仕上がって製品化されるのかも楽しみです。

『借りぐらしのアリエッティ』は、このサイズでこの密度!

中でも驚いたのが『借りぐらしのアリエッティ』。

tes CRAFTでは、これまで通常のスタジオジブリ作品シリーズで『借りぐらしのアリエッティ』のキットを制作したことがあります。

そのサイズでもかなり難しかった記憶があるだけに、今回のPLUS+を見て最初に思ったのが、

「これをさらに小さくするの!?」

ということでした。

部屋の中には家具や植物、小物などがぎっしり配置されています。

単純に完成サイズを小さくしたというより、小さな空間の中にどれだけ細かな世界を作り込めるかという方向に進化しているように感じました。

実物を見ると、上級者向けとされている理由にも納得です。

『ハウルの動く城』は“散らかった空間”まで再現

『ハウルの動く城』の展示も印象的でした。

ハウルの居住空間といえば、さまざまな物が置かれた独特の生活感があります。

今回の作品でも、テーブルの上をはじめ、室内の細かな物までかなり作り込まれていました。

整然とした部屋を作るのとはまた違って、たくさんの小物を配置することで「あの散らかった空間」を表現するのも難しそうです。

完成したときの情報量はかなりのものになりそう。

これまでのスタジオジブリ作品シリーズでは、この空間そのものを再現したキットは制作していなかったこともあり、個人的にもかなり気になる作品でした。

『魔女の宅急便』の屋根裏部屋も気になる

そして『魔女の宅急便』。

こちらは屋根裏部屋を再現した作品で、今回展示された3作品をパッと見比べると、『アリエッティ』や『ハウル』ほどパーツ数の多さは感じないかもしれません。

それでも家具や洗濯物、室内の細かな造形など、小さな空間の中にしっかりと世界観が詰め込まれています。

PLUS+自体が上級者向けとして展開されていることもあり、実際に作り始めると見た目以上の細かさがありそうです。

この3作品については、発売されたらできるだけ早く作ってみたい!と思っています。

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「みにちゅあーとプチ PRO」という新しい楽しみ方

もうひとつ興味深かったのが、「みにちゅあーとプチ PRO」です。

展示パネルでは、従来の「みにちゅあーとプチ」に、より作りごたえのある“PRO”マークを付けたキットが仲間入りすると紹介されていました。

つまり完全に別方向のシリーズというより、これまでのシリーズをさらに奥深く楽しめるようにした展開という印象です。

展示されていた作品には、「サーフボードと車」「野菜とトラック」「モーターサイクル-1」「路上演奏」「ドラムセット」などがありました。

「路上演奏」の遊び心がすごい

個人的に特に面白かったのが「路上演奏」1/16スケール。

ギターケースの中をよく見ると、小さな紙幣や硬貨などが散らばっています。

硬貨も大きさや色が違っていて、金額の違いまで想像したくなるような細かさ。

さらにCDのような小物もあり、そこにはみにちゅあーとでおなじみのロボットがギターを演奏しているようなデザインまで確認できました。

紙幣もただ置かれているのではなく、少し折れたり曲がったりしているものがあります。

こういう「作らなくても成立するかもしれないけれど、あることで一気にリアルになる部分」にまで遊び心が詰め込まれているのが面白いところです。

完成形を自分で考える楽しさも

「サーフボードと車」の展示も興味深いものでした。

同じ作品が2つ展示されているのですが、一方は車からサーフボードやデッキチェアなどを降ろし始めたような情景。

もう一方はサーフボードなどを車のルーフに積んで、これから移動するような状態になっています。

同じキットでも、どの場面を完成形とするのかによって作品のストーリーが変わる。

現地でお話を伺った内容も含め、プチPROは決められた完成形だけを目指すというより、作る人自身の発想や創作性を楽しめる余地が大きいシリーズなのではないかと感じました。

個人的には、この自由度の高さがプチPROの面白いところだと思います。

「Japamini」には教室と日本庭園が登場

続いては「Japamini(ジャパミニ)」。

tes CRAFTでもこれまでに「食品サンプル」や「飲食街」を制作しています。

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今回展示されていた新作が、「教室1」と「日本庭園1」です。

日本庭園1

日本庭園で特に印象に残ったのが、奥に見える庭園の背景。

印刷された背景を使用していますが、写真のような奥行きを感じる仕上がりで、小さな空間の中に日本庭園らしい景色が広がっていました。

海外から見ても、日本庭園は「日本らしさ」を感じやすいモチーフのひとつ。

それをコンパクトなみにちゅあーとで楽しめるというのは、Japaminiらしい作品だと思います。

展示では3,600円(税込)と表示されていました。

構成を見る限り比較的シンプルに感じられたので、実際の難易度を確認したうえではありますが、みにちゅあーと初心者にも候補になりそうです。

教室1

対して「教室1」は、見た瞬間からなかなか作りごたえがありそう。

展示価格は5,800円(税込)。

机や椅子を複数制作し、それぞれにカバンなどの小物を配置。さらに黒板や棚、その周辺にも細かなパーツがあります。

みにちゅあーとをたくさん作ってきて感じるのが、同じようなパーツを何個も作る“反復作業”は意外と大変ということ。

一つひとつの工程が極端に難しくなくても、同じ精度で複数作り続けるには集中力とタフさが必要です。

その一方で、机ごとに置かれる物や色などが変われば、単調になりすぎず、一つひとつの違いを楽しみながら作れそうです。

新作だけじゃない!歴代作品が並ぶさんけいブース

会場では新作だけでなく、1/300スケールの大阪城をはじめ、これまで発売されてきたさまざまなみにちゅあーと作品を見ることができました。

そして現在tes CRAFTでも制作を進めている『千と千尋の神隠し』の「不思議の町」ジオラマに関連する展示も。

普段は自分の制作机の上で一つの作品と向き合っていますが、こうしてさまざまな作品が一堂に並んでいる光景を見ると、改めてみにちゅあーとの世界の広さを感じます。

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実物を見るだけでなく、作り手の話を聞けるのがホビーショーの魅力

模型ホビーショーに足を運んで毎回感じる魅力のひとつが、実際に商品制作に携わっている方のお話を聞けることです。

写真だけでは分からない商品の狙いや、どういう楽しみ方を想定して作られているのか。

完成作品を目の前にしながらそうした話を聞くと、「実際にこれを作ってみたい」という気持ちもさらに強くなります。

今回も業者招待日に参加させていただき、一足早く新作を見ることができました。

株式会社さんけい様、このたびはご招待いただきありがとうございました!

特に「スタジオジブリmini PLUS+」の3作品は、現在監修中ということもあり、ここからどのような形で製品化されるのかも楽しみです。

発売されたらぜひ実際に制作して、いつものように制作時間や難易度、作ってみて感じたポイントまで詳しく紹介したいと思います。

「みにちゅあーとプチ PRO」も、これまでとは少し違った“作る人の遊び心”を楽しめそうで、今後の展開が楽しみです。

第64回 全日本模型ホビーショー 開催概要

今回紹介した「2026年 第64回 全日本模型ホビーショー」は、10月3日(土)・4日(日)が一般公開日となっています。

これから足を運んでみたいという方のために、最後に開催情報をまとめておきます。

名称:2026年 第64回 全日本模型ホビーショー

会場:東京ビッグサイト 西展示棟3・4ホール
東京都江東区有明3-11-1

一般公開日:
2026年10月3日(土)9:30〜17:30
2026年10月4日(日)9:30〜16:30

入場料:
前売券 1,100円(税込)
当日券 1,500円(税込)
中学生以下 無料

中学生は学生証の提示が必要で、小学生以下は保護者の同伴が必要となっています。前売券はオンラインチケットで販売され、一般公開日の来場当日1日のみ有効です。

アクセスは、りんかい線「国際展示場」駅から徒歩約13分、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅から徒歩約9分です。

会場では各メーカーの展示だけでなく、プラモデル体験教室やジャンク市、自衛隊車両展示なども実施されています。

全日本模型ホビーショー公式サイト
全日本模型ホビーショー公式サイトです。10/3 – 10/4に第64回全日本模型ホビーショー開催!

みにちゅあーとを作ってみたい方へ

今回紹介した新作を見て、「みにちゅあーとを作ってみたい!」と思った方もいるかもしれません。

tes CRAFTでは、実際にさまざまなみにちゅあーとキットを制作しながら、必要な道具や作り方、初心者が注意したいポイントなども紹介しています。

初めて挑戦する方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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